お祈りします。

暑かった夏が終わり、9月に入り少しずつ秋の気配を感じつつあります。 

92日、悲しい知らせがありました。
大切な恩師、深川秀夫先生が74年の生涯を終えられました。
ご病気でしたが、本当に急なことで言葉を失いました。

今年も本来なら、偶然にも先生のお誕生日823日に「ソワレ・ドゥ・バレエ」を発表会で上演する予定でした。ワタシの大好きな秀夫先生の作品です。

ゲストでの舞台で26年前に出会い、その時もソワレ…を踊らせていただきました。
秀夫先生の素晴らしいリハーサルに感動して、当時所属していたバレエ団にそのことを話したら、そのような先生なら是非来ていただきたいと。
団長と秀夫先生を引き合わせ、その後バレエ団でドンキや白鳥全幕など数々の作品を踊らせていただき、独立してからは発表会や二回のリサイタル、いつも秀夫先生にお世話になりました。

ドイツで踊っていた時も、わざわざ劇場を訪ねてくださり、ストラスブールでご一緒したりととても可愛がっていただきました。

先生と出会ってからの26年間は本当に濃密で、沢山の事を学び今の自分が存在します。

いくつかの初演を務め、4年前のリサイタルで念願の「ロミオとジュリエット」を振付ていただいたのがオリジナル最後となりました。

バレエの師匠であり、一緒に大いに飲みよく食べ、たくさんお話しした尊敬する人生の大先輩。

もうお会いできないと思うと無念でなりません。

バレエ愛に溢れた秀夫先生から学んだたくさんの事を大切にして、また頑張っていきます。
どうかずっと見守ってくださいね。

 御冥福をお祈りいたします。

 

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